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次男の卒園 [幼稚園]

「思い出のアルバム」を聞くと
それだけで涙腺が緩んでしまうのに。

目の前で次男の担任の先生が、目を真っ赤にしてハンカチを握りしめている。

幼稚園の卒園式。


子どもたちは無邪気に大きな声で
「あんなこと、こんなこと、あったでしょう」と歌っている。

次男もしっかり前を向いている。

あんなこと、こんなこと

あったね、この3年間。


一番小さなサイズの体操服でさえ、すそが長すぎて、折り返して縫ってあったズボンも
今では逆に短くて。

行きたくないって、一度も言わず、毎日早起きしてくる手のかからないあなたに甘えてた。
あなたが幼稚園言っているその時間を楽しみたくて、
ついつい延長保育にしていたのに、それもしっかり楽しんでくれて。

気がついたら、

こんなにもしっかりと自分の気持ちも言えるようになっていて。


ありがとう。


こんなに大きくしっかり育ってくれて。



あなたはもう、卒園したことよりも、小学校へ行くことに目が向いているのよね。



卒園おめでとう。
そして、お母さんも、幼稚園ママを卒業できました。

卒園おめでとう。
また一つ、いつの間にか成長したあなたを今とても誇りに思います。

2008年3月




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「つまんない」 [幼稚園]

と、次男がつぶやいています。

長男がいないからです。

羽田で長男を見送り、せっかく来たからと展望デッキで”空弁”を二人で食べても、
ポケモンジェットの発着を見られても、ピエール・マルコリーニのアイスを食べさせても。
次男はちょっぴり寂しげです。

羽田を後にして、それでも午後の2時。
このまま家に帰ったら次男はもっと寂しさを味わう気がして、そして私自身もちょっぴりまだ
家に帰りたくなくて、品川へ寄り道しました。

エプソン品川へ。

水族館です。こじんまりした都会の水族館。半日ここで遊んで、隣のシネコンで映画を
見るのが、夫のいない休日のレジャーパターンです。

何度も訪れているので、次男も勝手知ったるもの。一人ずんずんアシカショーの
席取りへ。ちょうど30分ほど待ったところで始まりました。
その後は、イルカショーも見学し、手拍子を叩きつつ盛り上がり、少しの間次男もはしゃいで
いましたが・・・

やっぱり・・・「つまんな~い!」と。

いつもは喧嘩ばかりの兄弟ですが、いないとやっぱり寂しいようです。

そんな次男が驚くことに、夜になって、
「おれ、もう大人だからさ~。一人で寝るね~。」
と言い残し、長男のいない部屋で一人、布団に入っていきました。
いつもは二人で寝ている遊び部屋の和室に、一人。
5歳になったばかりの次男にも、成長の証が見えてきたのでした。

長男のいない静かな、寂しい休日も

次男にとっても一つのステップになりました・・・

      

       なんだかんだ言って、ひとりはつまんないよ~


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かわいいけど。へんなくせ。 [幼稚園]

「大きくなったら、何になりたい?」

何度そう聞いても、次男の答えはここ2年くらい同じ。

「おとうさんー!」

「じゃ、お父さんになって~。それで何になりたい?」 とまた聞いてみる。職業だってば!

「え~っとね。おとうさんになってー。おじいちゃんになりたい!」

・・・・もう笑うしかないです。

 

そんな次男も今日で年中さんを終え、春休みに入ります。

幼稚園に入った頃は、お弁当を食べながら寝てしまったり、

教室に帽子を忘れてしまっただけで大泣きしたりと、赤ちゃんぽさが抜けない次男でした。

それが今では、「明日は講堂でお話があるから早めに行くんだよ。」とか「明日は早帰りの

日だから、お母さんお弁当作らなくていいよ。」とか。

しっかり幼稚園の先生のお話を聞いて帰れるようにもなりました。成長するものです。

 

4月から年長さん。

幼稚園最後の年を、私もしっかり一緒に楽しみたいと思っています。

私の送り迎えも後一年ですから。

 

さて。最近発覚したそんな次男の変なところ。

うなぎの桶とか、ヘビの大群とか。にょろにょろな物を大量に見た時です。

実物でも絵本でも、テレビでもいいのですが。

それを次男が目にすると必ず・・・

「おしっこ行きたくなる~。」  

と言うのです(!?)

よく図書館とか本屋さんとか、そういうところでお手洗いに行きたくなるのと同じなのでしょうか?

(昔ラジオでそういう人のことを「大森症候群」って言っていましたが・・・ほんと?)

今日も次男がなにやら絵本を読んでいて・・

「おしっこいきたくなっちゃう~」と。

何読んでるの?

 

・・・・・メデューサ!

・・・・・た。たしかに・・・

 


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小一プロブレム? [幼稚園]


先日次男の通う幼稚園で、保育参観があった。
朝10時から11時半まで、各教室に保護者が入り、通常の保育内容を見学できる。

10時少し過ぎに教室へ着くと、すでにたくさんのお母様が並んで見学されていた。
私の姿を見つけて、次男も嬉しそうに手を振る。
朝のお歌の時間。
先生のピアノに合わせて、園歌や季節の歌を歌う。
皆元気よく振り付けも上手に、大きな声で笑顔で歌う。
誰一人として、うろうろもせず、先生の声とピアノにひきつけられている。

その後、その日は工作の時間。
節分前なので、オニの面を作る。
画用紙、糊、ハサミ、クレヨン。たくさんの用具をそろえる。
「ハサミを使うときは、何を注意するんだったかな?」
「こんなふうには・・・・?持っては・・・いけ?ま?せん!!そうね!ダメよね~危ないね~」
子どもたちの反応を見ながら、先生は抑揚をつけて話される。
「まずは~?どうかな?どうかな?覚えてるかな~?」
全員の目が自分のほうに向くように、言葉を選び、演技をし、声のトーンを変える。

30人の園児をまとめる「先生の技」を見た気がした。

次男が通っている幼稚園は、いわゆる名門お受験幼稚園ではない。
昔から変わらず、外遊びと伝統的な行事を重んじる、活発で自然な幼稚園だ。
家庭の状況も特に偏っていない。
そのまま地区の公立小学校に上がる子供達がほとんどだ。
だからそれこそ、特別に”できる”子達を集めているわけではない。
いわゆる普通の幼稚園。(のびのびさが人気です)

そんな幼稚園児が全員、先生の方を真剣に見ている。
「手はおひざよ~」なんて言われたら、ピシッと大げさにひざに置く。
「おなかとお机はぺったんこになってるかな~?お話聞けて(小さな声で)い・る・か・な??」
先生の声できちんと向き直る。
みんな素直でかわいらしい。

工作はそれぞれ、その子のペースで進められる。
早く雑な子もいれば、何度もやり直す子もいる。
早くできた子には、「絵本読んでいようか?」と言って時間を持たせる。
早すぎて失敗した子にも、寄り添ってフォローする。
目の回る忙しさだろうけれど、その御苦労の分、子供達は落ち着きがあった。

次男も納得のいく物が出来たようで、にこにこと私のところへ見せに来る。
「本当に上手にできたね!ここのこの部分はすごくかっこいいね!」
そう、褒めると次男は
「まあね!先生の教え方がうまいからねっ!」なんて大人顔負けのセリフで答える。
先生は後ろで苦笑い。周りのお母様もくすっとされる。

いい幼稚園。いい先生。次男ものびのびとここで育っている。
教室での活動と、広い園庭での自由遊び。メリハリのある教育。体と心。

のびのびとたくましく、もまれつつ、そして心も健やかに。そんなふうに育ってほしい。
小学校に上がっても・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 

【26日付け 日経新聞夕刊の記事】   教室で騒ぐ小一問題を防げ
 
小学校に入ったばかりの一年生が教室で騒いだり歩き回ったりして学校生活になじめない
 「小一プロブレム」。問題解決に向けた幼稚園と小学校の連携による取り組みが動き出した。
 園児と児童の交流のほか、職員同士の人事交流など様々。連携が難しい地域では小学校
 の先生のサポート役を派遣するなど、地域上げての対策を続けている。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

次男のクラスのお友達を見る限り、先生のお話はちゃんと聞けているし、課題もそれなりに
こなしている。4歳5歳でもそれが出来ているのだ。
それなのに、どうして小学校に入ったら(いや、幼稚園時代からなのか)それが出来ないの
だろう。
それまでそういった訓練をしていないのだろうか。
そして小学校の先生が、保母さんのように幼稚園上がりの子どもたちをうまく扱えないの
だろうか。
子どもの発達に応じた対応は、小学校では難しいのだろうか。

幼稚園の先生を見ていて、「職人技」を感じた私。

子どもはちゃんと打てば、ちゃんと響く。

でも、打ち方を間違えているとしたら。打ち方を知らないとしたら。

それはとても不幸なことだ。


 

 
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ちゃんとお片づけしなさい! [幼稚園]

和室で書初め指導をしていると。

当然のように次男もやってくる。

仲間に入れろと言わんばかりの勢いで、お絵かきセットなど持ってくる。

とってが付いたクリアボックスに、ありとあらゆる色塗りグッズ。

長男が使っていたマーカーあり、クーピーあり、大小様々な色鉛筆あり。

これさえ出せば、どんなお絵かきも大丈夫な次男のフルセット。

 

でも。

いつも使ったら使いっぱなし。

当然 「いい加減にちゃんとお片づけしなさい!」と叱られる。

 

今日も案の定、同じ注意を繰り返される。

へいへい、と次男、和室に戻る。

 

しばらく後、次男が急に静かになっている。

何かがおかしい。

 

彼は静寂とは無縁の男。

ひとり、ごにょごにょ喋っているか、鼻歌をいつも歌う男。

 

なのに、今は急に静か。

 

絶対何かおかしい。

良からぬことが起きているに違いない。

 

そっと次男の背後に忍び寄ると・・・・・

 

サインペンのキャップだけ、きれいに並べてるぅ!

あなたこれじゃ、インクが乾いて描けなくなっちゃうわよ・・・・・

 

でも、ちょっと面白かったので、そのままほおって置くと。

 

今度は、キャップなしのペンがきれいに並んでるぅ!

 

それを見た長男。

「おまえ、絶対おかしいよ、それ!」

と、思わず本音で注意してしまう。

あ~。

せっかく面白かったのに、本気で注意しちゃダメだよ~、あなた。

お母さん、事の成り行きを見守りたかったんだってば~。

 

で、やっぱり。

注意されて面白くなかった次男は。

「も~。うるさいよ!わかったよっ!」 と言って、
 

投げやりに、そのまま全部突っ込んで終わってしまいました・・・・・

 

今度使おうと思っても、インクが乾いて描けないよ~だ。

お母さん知らないよ~だ。


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次男のDS問題!  [幼稚園]

 

長男は、今日もいそいそDSを楽しんで。
床に座り込み、背中を丸めてピコピコと。

・・・・そして背後に忍び寄る男・・・・・

DSに興味津々の年中次男。

長男の肩にぺッタリとくっついて、画面を覗き込んでいる。
やっぱり自分もやってみたいよね。
すぐ目の前でやってるんだもんね。
「おおっ!すご!」
とか、一緒に叫んでいるし。

でもね。やっぱりして欲しくないのよ。まだあなたには。
安易な楽しみを知って欲しくない。
楽しんで遊ぶって事、そんなに簡単じゃないんだよ。
友達と一緒に楽しもうと思ったら、みんな少しずつ我慢したり、ルールを守ったりするでしょ。
本当の楽しさは、自分で作り出していくモノなのよ。
ボタンを押せば、目の前に現れて、自分は何の我慢もしなくて、自動的に楽しめるゲーム。
”楽しまされている”遊びなんだよ。
そして、ひとりで”遊ばれて”いるだけなのよ。
それ、今のあなたに分るかな?
まだまだいっぱい知って欲しいことがある。
まだまだたくさんの楽しいことが、自分で見つけられる年頃なのに。
安易な遊びをする前に。
指先を使うだけでなく、体も全部使って欲しい。
そういうこと、頭で理解できるかな?

それにね、今あなたにお兄ちゃんと同じことをさせるわけにもいかないの。
同じ家に住む、同じ親から生まれてきた兄弟。
だからこそ、公平に平等に接したい。
それはお母さんのわがままかしら?

お兄ちゃんと同じ年齢になるまで、同じ体験を積み重ねてくるまで、もう少し、
側で見ているだけで我慢できないかしら?

そんな風に思っていた矢先。

「おれにも、かーしーて。」

次男が長男に聞いている。

「いいけど。」

意外に長男はあっさり次男に言う。

ほんと?ほんとに貸しちゃうの?
そして、私が止めに入ろうとすると。
  
「いいけどさ。おまえ、こんな小さい時からゲームばっかやってると、馬鹿になるよ。
 目も悪くなるし、ゲーム脳になって死んじゃうよ(???) それでもでもやる?」

そう言われた次男。

「えー?!やだよー!馬鹿になりたくないーっ!
 おれ、やっぱり小学生くらいになってから、馬鹿になる~。ゲーム見るだけにする~」

ええええええええっ!!!!!

そんなあっさり引いちゃうのお???????

長男の言い方もひどいけど、そんな脅しにあっさり乗ってしまう次男はいかがなものか?
そして、「小学生になってから馬鹿になることにする」なんて何かが間違っているわよ!!
でも、まあ私の心配は今のところ小休止に。

スイミングの昇級試験に次男が受かった時とかに、長男が御褒美としてDSを3回貸すそうです。
こんな約束を兄弟でしているところを見るのは、本当にほほえましいです。
が。
普段のほかのおもちゃでも、そんな風に仲良くしてくれませんかっ!

でもまあ、とりあえず
なんとかこのDS問題も片付きそうです。

さて、そんな兄弟の様子を見ながら、温かい今日はベランダの大掃除と窓拭きを。
窓拭きは背筋を意識して。腕を思いっきり伸ばしましょう。
肘を固定して、左右に腕を振れば、二の腕のエクササイズでゴザイマス。
私のほうが、お馬鹿さんなのかも・・・・

そんな疲れた大掃除&エクササイズのあとは。
子ども達とおやつです。
今日はmiyuさんに教わったレシピで「おからクッキー」を作りました。
生のおからではなく、自然食のお店などで取り扱っている「乾燥おから」を使いました。
そして砂糖を少なくして、メープルシロップを加え、しっとり感を出して。
子ども達にもなかなか好評。
ダイエッターの私でもOK。
ヘルシークッキー。おいしゅうございましたっ。
                                 
                                     



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ほんとにイヤなの [幼稚園]

 

12月。イベント目白押し。

幼稚園でも寄ると触ると、なにやらママ同士の約束合戦が繰り広げられていて。

「今度の金曜日、幼稚園に送って行った後、ママだけで忘年会ランチしましょう!」 だの、

「お弁当が終わる前に、最後においしいもの食べに行きません?」だの。食べる話ばかり。

私もお声をかけていただけたら、一も二もなく参加です。

ダイエットもこのところ順調だし、夜に食べるものに気をつければ、ランチくらいはオッケーよ。

で。も。

ここからちょっと愚痴です。

 

ある幼稚園ママ。

ステキなお店に詳しくて、いつも予約を入れては誰かを誘っています。

 

始めの頃は、皆喜んで御一緒していました。5,6人のグループで。

でもだんだんと、一緒に行く人がいなくなってきました。

私も最近はそれとなく予定が合わない振りをして、遠慮しています。

なぜなら。

それは。

せっかくのおいしい食事が、そのかたの話題で台無し!!!!だ・か・ら!

 

「本日のメインは・・なんたらかんたらのなになに煮込み、なになに風、なになにに添えて、で
ございます。こちらは、本日どこどこから直送されましたなんたらかんたら・・・」

せっかくのお料理の説明の間も、

そのかたは、

ずーっと、

「うちの子がこの前、やっぱり嘔吐下痢になってしまってね。毛布の上に吐いてどうのこうの」

って、おしゃべりしてるっ!

 

おまけに食べている最中も

「ロタウイルスとノロウイルスでは、どっちが流行っているの?幼稚園で?」

だの。

ずーっとずーっと

病気か体の不調の話なの!

 

ほかの方が、気を利かせて

「そのセーターステキね。」なんて言ってみても・・・

「そうよ、やっぱり体は温めなくちゃと思って、ハイゲージのものにしたの。中にはもちろん

ダマールも着ているわよ。お腹が温まらないと、病原菌が・・・・」

・・・・・涙・・・・・

 

お子さんが心配なのはワカリマス。

怖い病気が流行るともちろんイヤです。

 

でも、そんな話ばかりのかたと、おいしいランチを頂くのは、もっとイヤなんです!

何を食べたか分らないのです!

 

どうか分ってください。

気がついてください。

なぜ、あなたのお誘いに皆がのらなくなってきたのかを。

 

そして、皆にマスクとダマール着用を強制するのも

やーめーてー!!

 

 

【追記】 12月23日

 この記事を見た夫から、いろいろ配慮するように注意を受けてしまいました。
 と、言うわけで、若干の変更と削除を試みました。

 


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運動会は終わったけれど [幼稚園]

土曜日に予定されていた次男の運動会が、前日までの悪天候で園庭不良。

日曜日に延期されました。

快晴だけど、強風。砂埃で大変だったけれど、次男の楽しそうな様子と、成長を見ることが

できて、それだけでもう大満足。

去年よりもずっとずっと、しっかりとしていた行進に、ダンス、かけっこ、玉入れ、親子競技。

何をしていてもかわいらしい。いじらしい。いとおしい。

ちょっと、うるうるきました・・・・・・

 

私はビデオ撮影も夫にお任せで、じっくりしっかりかわいい姿を目に焼き付けておきました。

 

それというのも。

 

開会の挨拶をされた園長先生が

ビデオを撮って、後で繰り返し繰り返しご覧になるのは、楽しいことでしょう。

記録を残しておくのも大切です。ですが、どうか、お子さんのその姿を、ファインダー越しで

はなく、お父様お母様の目で、じっくり直接見てください。しっかりご自身の目でご覧にな

って応援してください。」

と、力説されていたからなんです。

 

そう、改めて考えてみると、”ここ一番”っていう大事な時ほど、ビデオカメラ越しなんですよね。

モニターの小さな窓に写る、小さな世界の我が子しか、見ていなかったと思うんです。

頭の中に残るリアルな映像は、やっぱり直に見ることでしか得られないんです。

そんな大事な瞬間を、ビデオを残すことに必死になっていたのは、もったいないことなの

かも知れません。

 

でも、ビデオを残しておきたい気持ちも大きくて。

 

今回は夫にほとんどの撮影を任せてしまったけれど、次回からは、夫と交代で、

それぞれの目で、我が子の姿を見ておこう、そう思いました。

 

 

さてさて、運動会は終わったけれど、

次男の幼稚園は年末に、今度は「学芸会」が予定されています。

こちらは、各クラスごとに合奏やダンス、オペレッタ、などなど、先生の趣向を凝らした

出し物を講堂で披露します。

屋外でのお楽しみ的運動会よりも、演出に凝った学芸会のほうが見応えもあり、

先生方の力の入れ具合も違います。

 

去年、年少の時はダンスでしたが、今年はもっと高度なものになりそうです。

その練習も、さっそく来月から始まります。

 

 

来週には遠足も控えているし。

 

幼稚園児も案外忙しい。

ビデオ撮影の親も結構忙しい。


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オニになりたい [幼稚園]

長男、次男、私。3人でとるいつもの平日の夕食の時、

次男が急に

「オれ(アクセントはオです。)、もうかくれんぼイヤだよ。うえ~ん。」

と言って、お箸を持ったまま泣き始める。

口の中には、秋刀魚の塩焼きがまだ入っているのに。

 

最近、幼稚園でよくかくれんぼをしているらしい。

それが、イヤだと言って泣き始めた。

「何でかくれんぼイヤなの?」

 

「だってさ~。みんなツヨイんだもん。ひっく、ひっく。」

嫌なことを思い出したかのように、しゃくりあげる。

 

「みんながツヨイんだ?すぐ見つかっちゃうんだ?」

長男が次男に聞いている。

 

「そうだよぉー。みんながツヨイの。オれ、全然見つけてくれないの~。」

 

????

 

見つけてくれないの?

意味が分かりませんが。

「見つけられないから、いいんでしょ?うまく隠れているんでしょ?」

 

「オれ、オニになりたいのに~。全然オニになれないの~うえーん。」

 

次男が言っていることは、こうだ。

まず、じゃんけんでオニを決める。

次男のお友達は、なぜかオニになりたい子が多くて、じゃんけんに勝った子がオニになる。

で、次男はそのじゃんけんに負けている。いつも。

 

「それってさ~。」長男は言う。

「お前がじゃんけんに弱いんだよ。最初はグーの次、お前いつもパー出してるよ。」

そ、そんなこと、お母さんは知らなかった・・・・

どおりで、「じゃんけんに勝ったほうが先ね。」と言うといつも長男が勝つわけだ・・・

 

「じゃあさ、オニの人に一番最初に見つけてもらえばいいじゃん。」

長男は、じゃんけんの話をそらそうとする。(きっと本当は私に知られたくなかったのね。)

「みんながツヨイんだよ~。ぐすん。他の子が先に見つかるんだよ~。」

「それは、他の子がツヨイじゃなくて、お前が強いんだろ?隠れるのうますぎ!!」

長男は、げらげら笑う。

 

「オれのこと、ぜんぜん見つけてくれないよ~。おーいおい。」

次男、長男に笑われて、ますます号泣。

「オニになりたいのに~。えーんえーん。」

 

大声で泣く次男。大笑いする長男。

私も泣いている次男がかわいそうではあるけれど、なんだか少し、可笑しくなった。

 

ブランコのところは?靴箱の前は?飼育小屋の前はだめだよ、見つかりにくいから。

長男は、自分も通っていた幼稚園だけに、一生懸命「すぐ見つかる隠れ場所」を考える。

顔は思いっきり笑っているけれど。

 

オニになりたがる次男の発想も面白いけれど、「ツヨイ」ことと「ヨワイ」ことの基準の

考えも、なかなか興味深い。

自分がなりたいものにあっさりなれるほうが「ツヨイ」のだ。

オニがツヨイ。

早く見つかるほうがツヨイ。

ヨワイのは、なかなか見つけてもらえない自分。

 

自分の弱さを知るオトコ。

自分の強さを誇示しないオトコ。

次男がそんなイイオトコに、

将来なってくれるといいな。

 

 


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父親参観にふたりで [幼稚園]

次男の通う幼稚園で父親参観。

長男がサッカークラブに行く時間と重なるので、

とりあえず夫と次男を車に乗せて、園の前で二人を降ろし、私はいったん家に戻ることに。

「おかあさーん、いってきまーす!」

そう言って、元気に手を振り、夫と園舎に向かう次男の後ろ姿。

何だかふっと泣きたくなった。

 

次男は、4年ぶりに生まれた二人目の子供。

彼は私にとって、本当に子育ての楽しさを教えてくれた赤ちゃんだった。

長男のときは、何もかもが初めてで、何をしても不安でいっぱいの育児だった。

オムツを替えても、おっぱいをあげても泣きやまない長男を抱いて

私も一緒に泣いたこともある。

初めての育児は、責任感と不安と幸福がないまぜになっていた。

 

そんな長男のときの経験があったからこそ、次男の時は本当にさいしょっから

ただただ「かわいい」というキモチだけを持つことが出来た。

泣いてもかわいらしく、寝ていてもかわいらしく、

いつまでもこのまま大きくならないで~と勝手に思う毎日だった。

 

そんな私の思いが十分伝わってしまったのか、

次男は4歳児にしては赤ちゃんっぽいところがある。

ふにゃふにゃ、ぐずぐず

「できなあ~い~」「やりたあ~い~」「ねむたあ~い~」

甘えるのが得意。

今頃になって、しっかりしてほしい、なんて虫のいいことを思ってしまう。

 

そんな次男が、夫と手をとって、二人で歩いていく。

私が行かなくても、ちゃんと幼稚園に父親を案内している。

お母さんが来ないなら行かない、なんて言わずに。

 

大きくなったんだね。大きくなっちゃったんだね。

 

もう、お母さんが見ていなくても、ちゃんと自分で出来るんだね。

 

ちょっとうれしいけど、やっぱりちょっとさみしいかな。

 

もう赤ちゃんじゃ、ほんとにないんだね。

 

 

と、思ったら・・・

「オれ、こどもだからさ~くつしたはけないんだよ~(甘)」

・・・・じぶんではけ!


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フレッシュ ママ

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