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悪気はないので余計に [家庭]

先日、長男を塾へ迎えに行き、
そのあと、疲れてついつい子どもたちと一緒に寝入ってしまい・・・

気付いたら深夜になっていました。

長男は塾で夕食を取るため、お弁当を持っていっているのですが、
そのお弁当箱はいわゆる保温のジャーです。

こんなの


THERMOS ステンレスランチジャー ネイビーブルー JLQ-806 NB

THERMOS ステンレスランチジャー ネイビーブルー JLQ-806 NB

  • 出版社/メーカー: THERMOS
  • メディア: ホーム&キッチン





それを洗わないで放置したまま寝ちゃっていたので

深夜に帰宅した夫が・・・

気を利かせて・・・・






食器洗い乾燥機にいれてくれてましたーーーーーーーー[もうやだ~(悲しい顔)]


案の定、ふたが緩んでぱかぱかの状態に・・・


悪気はないので、余計に文句言えなくて


はぁ。また買わなくちゃ。

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今年も熱狂の日へ! [家庭]

まだ小学校は春休みにもなっていませんが。
ゴールデンウィークの話です。

今年もあります!『ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン 熱狂の日 音楽祭
昨年と同じく東京国際フォーラムで開催です。

昨年の記事はコチラ http://blog.so-net.ne.jp/yukorin/2006-05-06

クラシックというとなんだか敷居が高く、子どもも連れて行きづらいですが、この音楽祭は
とにかく低価格で、大人も子どもも、クラシックに詳しくなくてもお祭り気分で楽しめるコンサート
なのです。
短めの演奏をいくつかチケットを取って楽しむもよし、これ!と思うものに絞って行くもよし。
無料で見られるホールの演奏だけに出かけるもよし。
お天気がよければ、ふらっと行って屋台村だけでランチするもよし。
とにかくクラシックなのにリラックスして楽しめるお祭りです。

今年のテーマは民族音楽。

きっと幼い子どもも興味をもてることと思います。

17日(土)からチケットの販売も始まりました。
我が家はまだ作戦会議中(!)ですが、早めに行きたい公演を決めたいと思っています。

御一緒にぜひいかがですか?

 


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二人目の子ども [家庭]



下の子は
写真もビデオも、少ないでしょ?

そう言われることが多い。

次男には悪いけど、ほんとそのとおり。

初めての子どもである長男が生まれるとき(9年前)、まだフイルムを入れるタイプの
カメラを持っていた。そしてビデオカメラも買った。
生まれたその日から、絶えず出しっぱなしにして、長男を録り続けた。

笑顔。寝顔。泣き顔。

寝返りの瞬間。つかまり立ちの一瞬。初めの一歩。

私と夫の語りかける声も入っている映像。

笑い声。泣き声。「まんまんまーん」と歌う声。

初めて「おかあかぁ」と呼ばれた日。

どの一瞬ももらすまいと、カメラとビデオを構える私。出かける度にビデオを持ち出す夫。

 

楽しい日々だった。


でも次男には、そんなことまでしていない。
時々、思い出したようにビデオカメラを向ける。
「そうだ、寝返り録っておかなくちゃ」 「歩いてるビデオ無かったね」と。
長男の行事をビデオに録るついでに、次男にもレンズを向ける。
そんなことが多い。

兄弟を公平に、同じように育てるのが本当のあり方だとしたら、
これではやっぱりいけないのだろう。

大きくなった次男が
「自分の写真もビデオも少ない。」と不満を持つこともあるかも知れない。

でもね。

どう言えばいいかな。

私は、生まれたときから次男が可愛かった。

長男の時には無かった気持ち。

初めての子どもを授かった時は、嬉しさと一緒に、これから始まる育児の不安も
同じようにそこにあった。
だけど、次男には当然そんな不安も無く、ただただ可愛いと思うシンプルな気持ちだけだった。
泣こうが、寝ていようが、そこにいるだけで可愛い。

長男の時は、子育てに対する「ものめずらしさ」という気持ちもあったと思う。
だからこそ、記録に録り続けたのかもしれない。

だけど、次男に対してはもっともっとシンプルに、子育て自体をある意味息をするように
自然な感じで楽しんでいるように思う。

次男のいる毎日が、ごくごく当たり前のこと。
だからあえてビデオを、と思えないのかも知れない。

でね。
長男には言いづらいけど、レンズを通していない分、じっくり次男の顔を見てる。
可愛いな~って思いつつ。
愛情をたくさん直に目で与えられているのは、実は次男のほう。
可愛い、可愛いだけでシンプルに育つ二人目の子ども。

「どうしておれの写真とビデオは少ないの?」

いつか次男にそう聞かれた時。
私はどう言えば、この気持ちを分ってもらえるかな。

          

       男3人のシューズ。大きさが揃ってくるのはいつだろう?

 


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うれしいことと、危険なことと。 [家庭]


すでにお気づきかとは思いますが・・・

アイコンと名刺の画像を変更しました!

ぷぅちんさんがブログの記事に私のイラストを描いてくださり、そしてそれをちゃっかり

頂いてしまいました!!じゃーん!! コチラです!

           

現物よりもかなりかわいらしく描いて下さったので、恥ずかしいですけれど。

ブログを見た夫も「おお~!!いいねぇ!(喜)」と嬉しそう・・・・だったのですが・・・

「おれは??おれがいないけど?」なんていうし。うふふ。

と言うことで、新アイコンを宜しくお願いいたします。

元のアイコンのオレンジの薔薇は、monamiさんに頂いたアレンジの一輪です。

こちらは、ハロウィンアレンジでしたが、monamiさんにかぼちゃの部分だけの外し方を

伺って、今でもリビングに飾らせていただいています。

 

お2人のお気持ちに本当に感謝いたします。

 

 

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 昨日、夕方にピアノのレッスンに行っていた長男を車で迎えに行った時の事。

普段は私の方が先に到着していることのほうが多いのだけど、
昨日は長男のレッスンが早めに終わり、先生のお宅前に一人で立っていた。 
そこは、二つの幹線道路に抜ける交通量の多い道路。人通りも多い。まだ明るい時間。

「バイクに乗った男の人に、今声をかけられた。」

私の顔を見てすぐ、長男が言う。

レッスンバッグを持って道端に立っていたら、バイクで通りかかった男の人に
「お兄ちゃん、マック一緒に行く?」と言われたらしい。

声を出さずに首だけを横に振った長男に対して、
その男は「ふ~ん」と言って立ち去った。

たったそれだけのことだけど、恐怖でいっぱいになった。長男ではない。私がだ。
長男は割りと平然としていたが、それでもやっぱりドキッとはしていたらしい。

何事もなくて本当に良かった・・・・

長男には、自分のレッスンが終わって、他の生徒さんが来ても、
安易に道路に出ないで待っていなさいと言い含め、その足で交番へ届けに行った。
帰宅後、警察から連絡を受けた長男の小学校の先生からも連絡があった。
その頃になって、ようやく事の重大さに気付く長男。
「バイクのナンバー見ておけばよかった!!」
なんて言えるのも、何事も無かったからだよ。

嫌な世の中だ。

だけどこれも現実。

自分で自分の安全に気を配る賢さを身につけて欲しい。

そして私も一層の警戒心を持たなくては。

皆さんも本当に本当に気をつけて!!!

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おやつ [家庭]

朝方に降っていた雨も、午後にはすっかりあがり、雲ひとつ無い青い空の下。

週末に行ったスキーの板を干しました。

夫と長男と次男の板を並べて、一人で笑ってしまう。大中小のスキー。

こんな一瞬に家族のいる幸せを感じます。

            

そして子供達が帰ってくる時間に。

「今日のおやつ、何?」

って、聞かれても、いつもたいしたものはありません。

手間のかかるものはあまり作れないし。(昼間出かけてばっかりだし、私が)

でもクッキーは割りとよく作るかな。まとめて大量に生地を作っておいて、冷凍してあるし。
型抜きよりも、ドロップクッキーはもっと簡単だし。(おからクッキーみたいに)
何度も作っているから、適当にアレンジしながら、分量も量らなくてもできるようにもなりました。

それから冷凍のパイ生地も頻繁に登場します。
適当な大きさにカットして、缶詰のあんこや、ジャムをはさんでオーブンで焼くだけのパイ。
簡単
だけど、サクサクでイイ感じ。

パルシステムっていう生協の個人宅配も利用していて、ここのホットケーキミックスが
安全かつ安心なので、おやつ作りによく使います。

ホットケーキはもちろん、これでクッキーを作ることもあるし、パウンドケーキも焼いて。
ドーナツも出来るし。

もっともっと簡単なのは、このホットケーキミックスで”蒸しパンもどき”を作ること。
タマゴを入れないで、牛乳か水で粉を溶き、紙を敷いたカップに8分目ほど入れます。
軽くラップをしてレンジでチン!1分少々でふかふかの蒸しパンのできあがり。

この要領で、今日は豆乳とサツマイモ、かぼちゃの蒸しパンを。
カップじゃなくて、紙コップでもうまくできると聞いたので、早速それで作ってみました。
片付けもラクチンだしね。

                   

【作り方】
   適当な分量のホットケーキミックス粉に、適当な分量の豆乳を投入(!)します。
   (ホットケーキを焼くよりはゆるめ、クレープ生地よりは固めで)
   適当な量のかぼちゃとサツマイモを小さくカットして、レンジで少々過熱しておきます。
   適宜生地とかぼちゃ、サツマイモを混ぜて、紙コップに直接流しいれます。
   軽くラップをして、レンジでチン。
   紙コップ1個につき、600Wで1分少々。
   様子を見ながら適当に!
   はい!できあがり!


供達が家に帰ってきてから、手を洗ったり、うがいをしたり、着替えたりしている間に十分
作れる簡単さ。
出来立てはふかふかで、子供達もお気に入りです。

野菜はにんじんを摩り下ろして入れてもいいし、黒蜜や抹茶、あんこ少々を入れると、和風蒸しパンもできます。いろいろアレンジが楽しいです。

でも。
それよりなにより、
もっと手抜きなのは・・

オーブンで焼いただけのまるごとサツマイモ。(ただの焼き芋)
オーブンで焼いただけのジャガイモ。(ジャガバター)
塩茹でしただけのとうもろこし。
残りご飯のおにぎり。

我が家のおやつは、素材のおいしさを味わっています(笑)

それでも、スナック菓子を食べるよりはいいと思って。

そして今日も悩みつつ簡単おやつを考案中。


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ル・クルーゼにも負けず [家庭]

冬になるとほぼ出しっぱなしのこれ。

      

手抜き夕食の最強道具。

寄せ鍋、水炊き、チゲ鍋、おでん。
今日も大活躍。

普通は洗って、陰干しして、収納するんだけど、今は出しっぱなし状態。
使って、洗って、また使う。

ある日ふと思いついて、土鍋で豚汁を作ってみた。大量に。
そうしたら、いつもと同じ材料なのに、ものすごくものすごく、美味しかった。
自画自賛だけど。それほどの違いがあって。
じんわりゆっくり火が通り、根菜も豚肉も柔らかく。
何度おかわりしようとしても、まだ冷めていなくて。

残ったら朝ごはんの時にも出そうと思っていた大量の豚汁は、すっかり子供たちの胃袋へ。
「お父さんの分も残しておいてよ!」と言う始末。

土鍋、いいかも!

というわけで、いろんなメニューを土鍋で挑戦することに。

和風ポトフ、白菜と豚ばらの蒸し煮。挙句はチキンのトマト煮込みまで。
土鍋いい!
本来は白米を炊くのに適しているらしいのだけど、私はまだそこまでには至らず。
もっぱらおかず担当で頑張ってくれています。

ル・クルーゼは厚手でおしゃれでいいお鍋だけど、土鍋だって負けていません。
こちらのほうが火の通りがいいような気さえします。
もちろん、もともとテーブルの上で使うために購入したもの。
デザインも私好みです。
蓋はけっこう可愛い柄だけど、鍋の部分は漆黒一色。
これなら、どんな材料も映えるし、美味しく見えます。
白い湯気が立ち上るのも、御馳走のうち。

土鍋のまま、ドカン!とダイニングテーブルに乗せてしまって、いい雰囲気です。

子供達も土鍋のふたを開ける瞬間に、いつもいい顔を見せてくれます。

じゃーん!

と土鍋のふたを開ける。
中から湯気とともに現れる、本日の晩御飯。

  

おお~っ! 美味しそう~!と声も出て。

そうそう。あなたたちのその顔が見たいのよ。

 


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スキー・スキー・好きっ [家庭]


                  あけましておめでとうございます  

            

              群馬県片品高原のゲレンデからの初日の出


 

次男もスキーデビューしたこのお正月。
かたしな高原スキー場へ。

長男がスキーを始めたのもこのゲレンデでした。
こちらはファミリー向けの充実した設備が満載です。

関東で唯一、スノーボード禁止のスキー専用ゲレンデ。
ベビールームや雪の幼稚園という子供向けの託児。
始めて板をはく子供向けのクラスや、リフトを使う子ども向けのクラスなど、
スキースクールも充実しています。

数年前からスキーをしている長男は、ボーゲン・シュテム・パラレルとステップアップしていく
ジュニアクラスを午前中に受講し、午後は夫と練習。

私はというと、夫に無理やり連れて行かれ、半泣きになりつつ滑った急斜面(と、私には思える)
コースを長男が夫と悠然と降りてくるのを目撃し、奮起!
私も大人のスクールに入り、全日びっちりレッスンを受けました~。

次男は、午前2時間、午後2時間、しっかり1日2レッスン。
用具の正しい使い方、ブーツの履き方からしっかり教えてもらいました。
6,7人の子どもに対してインストラクターは2人。
ボーゲンでゆっくり滑ったり、ブレーキをかける練習をしたり。
傍で見ていてもとっても楽しそうでした。
スタッフの充実振りに大満足の子どもレッスンです。

元日からスキー三昧で、朝からゲレンデ、お昼を食べてまたスキー。
午後もずっと雪の上。
夕食もそこそこに疲れて眠る・・・

こんなことを繰り返したおかげで、正月太りをする暇も無く。
なんとか、やっといつものペースの生活に戻ってきました。
全身筋肉痛ですが・・・

長男も次男もすっかりスキーが大好きに。
「今シーズン、後5回は行くぞ!」という夫の言葉に、狂喜乱舞しています。

体育会の合宿のような幕開けの今年。
アクティブで楽しい一年となりますように!

 

             
                  今年も宜しくお願い申し上げます


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クリスマス・モビール [家庭]

我が家のクリスマスルームデコレーションもやっと完成。

ツリーにリース、ドアノブにも小さなブーケ。玄関にはたくさんの小物も並べました。

いつもの観葉植物にも、クリスマスのピックを刺して。

そして、今年の一番のお気に入りは、これ。

ドイツ・フレンステッド社製のモビールです。

代官山の「SIGNA」というお店で見つけました。

 

ダイニングに天上から糸で吊り下げています。

夫の頭に当たらないくらいの高さで。

ドアが開いて、少し空気が流れるだけで、ゆっくりとゆれます。

ふわ~っと流れるように動いたり、くるくる回ったり。

ゆらゆらゆれるやさしい動きに、ついつい目が行ってしまいます。

 

紙にコーティングしてあるのか、薄いプラスチックを使っているのか、

表面はつるつるしていて、丈夫で折れたりしません。

 

SIGNAで他に、シックな赤のリネンに、トナカイのシルエットをこげ茶色で刺繍したクロスも

買いました。

玄関脇の飾り棚に敷いて、クリスマス気分を盛り上げています。

 

「サンタさん、もうすぐ来るね。プレゼント何にしようかな~。」

次男がツリーのオーナメントで遊びながら、つぶやいています。

それを聞きながら、隣で長男はニヤニヤしています。

だめよ、夢を奪うようなことを言っちゃ。

あなただって、去年までサンタさんにお手紙書いて寝ていたでしょう?

そんな風に長男に目配せをしながら、

今日も私はツリーにライトをともします。


もう12月。

鈴の音はすぐそこに。


テレビなし [家庭]

リビングのテレビ、とうとう映らなくなった。

半年くらい前から、スイッチを入れて映像がつくまで、2,3秒かかるようになっていた。

結婚したときに購入した、10年前のSONYのブラウン管。

いい加減、化石のような、薄くもない、ハイビジョンでもないただの大きいテレビ。

まあ、壊れるのも無理はない。

10年の間、2回も引越しているし。

 

もともと、我が家はあまりテレビを見ない。

子供達が小さい頃、教育テレビは毎日見ていた。朝と夕。

その間に家事をしたり。それも、もう見なくなって何年になるだろう。

その他、朝は時計代わりにニュース番組をつけてはいるが、あまり真剣には見ていない。

子供達が見るアニメも決まっている。

コナン、ポケモン、ドラえもん。

日曜朝の戦隊物。

それくらい。

あとは、時々「不思議大自然」「ダーウィン」のような科学、自然教育番組を見る程度。

見たい番組が終わったら、習慣的にテレビを消すので、テレビがついている時間は一日

1時間から1時間半程度。

私もドラマを観るより、本を読みたいし、何より本当に観たいと思う番組がない。

その時間を他に使いたい。

観たい映画は借りてみるし。

DVDもPCで見るのほうが画像もいいし。

夫も帰りが遅い上に、もともとあまりテレビを見ない。

ニュースを時々チェックするだけ。

で、ますますテレビの出番なし。

 

だから、テレビの調子が悪くなってもあまり不便を感じていなかった。

そろそろ新しいの買おうか~、どれにする~と言いつつ、今まで来てしまった。

 

そしてとうとう。しばらく前から全く画像が出なくなった。音声のみ。

で、

昔むかしのテレビのように、「ばこん!」と叩いてみた。

映った。

子供達、面白がる。

・・・・・・・・しばらくそれで、遊んでしまった・・・・・・・

 

スイッチ入れる→映らない→「ばこん!」→変な色の映像→「ばこん!」→まともな映像

 

こんなことを毎日繰り返していたので、ますます調子が悪くなり、とうとう本当に何をやっても

映らなくなってしまった・・・かわいそうなテレビ。

 

リビングの死んでしまったテレビはそのまま今も放置されている。

そして子供達は見たいアニメのために、その時間になったら、夫と私の寝室に行く。

そこにも小さめのテレビが置いてあるから。

私達のベッドに、長男と次男が並んで腰掛け、アニメなんかを並んで見てる。

アニメが終わったら、またリビングか遊び部屋か、家族の書斎に戻ってくる。

ベッドとクローゼットだけの寝室にいてもつまらないのだ、2人とも。

 

リビングにテレビの音が流れないので、私は静けさを満喫する。

好きな音楽を小さく流したり、時にはラジオにしたり。

快適だ。リビングが静かで、穏やかで。

聞きたくもないCMソングや、うるさいだけのタレントの声を聞かずにすんで。

 

私はテレビが嫌いなわけじゃない。

共働きの家庭で育ったので、両親がいない時は寂しさを紛らわすためにほとんど

テレビをつけっぱなしだったほどだ。

歌番組も大好きだった。

ドラマだって数え切れないほど見た。

ワイドショーばかり見ていた時期もあった。

 

でももう今は、テレビは必要ない。

見たいものもない。

リビングの静けさ、子供たちのテレビ時間のメリハリ。

これ以上の効用はない気がしてきた。 

 

今もなお、リビングの一番いい場所に鎮座している、もう映らないテレビ。

捨てられもせず、交代要員も来ず、ただただそこにあるだけのテレビ。

 

彼はいつまで、このリビングにいるのだろう。

 

映らなくなったことで、かえって存在感が増す不思議なテレビ。

 

壊れたテレビが今日もまた、私に問いかける。

リビングに本当にテレビは必要なのか。

我が家にとって、テレビとは何なのか。

答えはもう出ているのかも知れない。

 

 


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自分の呼び名 [家庭]

「子供を持ったら○○ちゃんのママ、としか呼んでもらえない」、と、新米ママさんが小児科で。

待合室で次男と、そのママの1歳くらいのお子さんが、仲良く遊んでる。

「それに、今までだって~さんの奥さん、としか呼ばれなかったんですよ。」

うむむ。

「ここで呼ばれる~さんって言う苗字も、もともと私の名前じゃないし。(夫のほうの姓なのね。)

 なんだか、私って誰だろう?って思うんですよ~、最近。」

 

この手の悩みを雑誌なんかで見たことはあったけれど、実際に口に出して言う方に

初めてお会いして、ちょっと面食らった。しかも、私は初対面。

 

「○○ちゃんのママって呼ばれるのも、嬉しくありませんか?」

と、思わず聞いてみた。

「嬉しいんですけど・・・・」

そのママは言う。

「不妊治療して、やっと授かって最初はすごく嬉しかったんですよ、ママって、言われて。」

うんうん、そうですよね。

「でも。」

「私はママなだけなんだ、って思って。すいません、こんなこと言っちゃって。」

 

彼女の気持ちも本当によくわかる。

私だって、母親だし、妻だし、でもそれだけじゃない、っていつも思っている。

全部ひっくるめて私なんだと。

 

たぶん、彼女も今、母親の部分だけで精一杯なんだと思う。

子供を愛し、一生懸命になっているからこそ、それだけの自分に気がついているのだろう。

慣れない子育て、家事、今までの人生になかったものが一遍にのしかかってきたのだろう。

余裕もなくなっているのだろう。

そんないろんな葛藤が、「ママ」って呼ばれるたびに、彼女に襲い掛かってくるのかも知れない。

 

私は結婚して、夫の姓で呼ばれるようになったことが、純粋に嬉しかった。

奥さん、って言われる度に、恥ずかしいような嬉しいような面はゆい気持ちを味わった。

子供を授かって、「ママ」って言われるようになったことも同じ。

そして、我が子に「おか~しゃん。」って呼ばれた時は、泣きそうな気持ちだった。

 

でも、やっぱりそれら全部の呼び名は、すべて私の役割の部分。

私個人のパーソナリティーを表しているわけではない。

だからこそ。

夫は私を名前で呼び、私は夫を今でも「お父さん」とは言わない。

 

そういえば、産科で知り合った仲良しのママ友達は、子供を生んでからもお互いに下の名前

で呼び合うし、

個人的に仲良くしている学校のママ友達も、お互いを「○○くんのママ」とは言っていない。

「(苗字)さん」 って、言うことが多いかな。

「ゆうこりん」って呼ばれることも。

いい年して、「ゆうちゃん」って言われることも。

みんな意識してきたのだろうか。

あえて「○○ちゃんのママ」って呼び合うことを避けてきたのだろうか。

そういえば、私はあまりこのことについて、深く考えていなかった。

でも、みんな心のどこかでちゃんとそれを認め合ってきたのだろう。

ママだし、妻だけど、それだけのつながりじゃないと。

 

 

「御主人はなんて呼んでくださるの?」

小児科の待合室で沈んだ顔のママに、思い切って聞いてみた。

「最近は・・ママって言われること、多いです。」

「じゃ、御主人のことは?」

「あ~、そう言えば、私もパパって言ってますね。」

そう言って、ちょっと笑う。

 

「今日から下の名前で呼んでよ!ってお願いしてみたら?それで、御主人の事も名前で呼ぶ

の。私は今でもそうなんですよ~。なんか、ほっとしますよ~。別に夫の前ではいい母親で

なくていいや!って。

御主人だけでも呼び方が変わったら、少しは気分的に違うかもしれませんよ~。」

 

「そうですね。」

 

その新米ママがそれからどうしたかはわからない。

御主人にきちんと伝えたかどうかも。

 

でも、私はもう一つ、彼女にきちんと言えばよかった、と思っていることがある。

 

「なんと呼ばれようと、誰があなたにどんな役割を期待して呼び名を変えようと、あなたは

あなた自身なんですよ。ほかの誰でもなく。

どの呼び名も全部、あなたの一部なんですよ。

だから、否定したり、卑下したり、悲しんだりしないでね。

呼び名が増えた分、幸せもふえるのよ。」と。

 

今日もどこかで「○○ちゃんのママ」って呼ばれているだろうそのママが

もうこれ以上、悩んだり苦しんだりしていませんように。

ママって言われる自分を認め、幸せに笑っていますように・・・・

 

 

 

 

 

 


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フレッシュ ママ

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